今回の記事では
FX初心者の方へ向けて
FXの経済指標や要人発言のニュースで耳にする
「タカ派とハト派」について詳しく解説します!
是非!最後までお付き合い下さい!!!
FX金融政策における「タカ派とハト派」の違いとは!?
金融政策における「タカ派とハト派」とは、国の金融政策を決めるメンバーのスタンスを示す言葉として用いられています。
もともとは、政治の世界で使用されていた言葉で「タカ派」は、「鷹」の攻撃的な様子から「武力行使を容認し強硬姿勢」のことを示します。「ハト派」は、ご想像の通り、「鳩」のような穏やかな様子から「平和主義で穏便な姿勢」のことを示し、金融政策でも同じようなニュアンスで用いられています。
では、金融政策における「タカ派」、「ハト派」について詳しく解説します。
FX金融政策における「タカ派」とは!?

タカ派とは、金融引き締め政策(利上げ)に積極的なスタンスを示している政策メンバーのことを言います。
金融引き締めとは簡単に言えば、金利を引き上げることです。
利上げの主な目的は、物価の上昇を抑制する(インフレーション)を抑制することにあります。しかし、利上げを行うと企業の借入負担が重くなることから、景気にとってマイナスに働く可能性があります。
このため、利上げは株式市場にとってネガティブな影響を与えることがあり、利上げを行った国の通貨は、高い金利を求める海外のマネーを引き寄せる要因にもなりえると考えてられています。
金利の利上げ・利下げについて詳しく解説しております。
FX金融政策における「ハト派」とは!?

ハト派とは、短期の金利を引き下げ(利下げ)を好む政策メンバーのことを言います。
金利の引き下げは、景気を支える代表的な金融政策のひとつです。
ハト派の政策メンバーは、市場からある資産(ほとんどが国債)を買い入れ、資金を市場に供給する量的緩和も好みます。
しかし、利下げや量的緩和を行うと、経済や株式市場にとってプラスとなる一方で、インフレーションが上昇するリスクを伴います。
量的緩和やテーパリングについて詳しく解説しております。
FXタカ派とハト派のまとめ
今回の記事では、FX初心者の皆様へ向け「金融政策におけるハト派とタカ派」ついて解説しました。
FXで良く耳にするのは、FOMCではないでしょうか。
※FOMCは、アメリカの金融政策を決定する会合を指します。
最後にFOMCメンバーの「タカ派」、「ハト派」について以下にまとめます。
タカ派 | ハト派 | |
意味 | 強硬的な政治信条を持つ人や集団 | 平和的な手段で問題を解決しようとする人や集団 |
経済 | 金融引き締め 利上げ |
金融緩和 利下げ |
FOMCメンバー | ラッカー総裁 フィッシャー総裁 パウエルFRB理事 |
イエレン議長 ダドリー総裁 ロックハート総裁 |
※因みにスタンスを変えたり、中立的な立場を表明したり、またはスタンスを明らかにしない政策メンバーのことを英語ではPigeon(ピジョン)と呼んでいます。
FX市場においては、金融緩和に前向きな国の通貨は売られ、金融緩和に消極的なります。
つまり、引き締めに積極的な国の通貨が買われる傾向があるため、ハト派なコメントがあった時は、その国の通貨は売られる傾向になる可能性があります。
「あなた」の投資生活に少しでも光がさす事ができれば幸いです。ノシ
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