当然ですが「あなた」は「ギャンの価値ある28のルール」を知っていますか?
このルールは、テクニカル分析の始祖であり、発見した法則を厳正なルールで制御することによって生涯8割以上という驚異的な勝率を誇ったトレーダー「ウィリアム・ディルバート・ギャン氏」が提唱した有名なルールです。
今回の記事は、この「ギャンの価値ある28のルール」について、どこもよりも丁寧に、尚且つ、どこよりも詳しく解説させて頂きました。
この記事を読む事によって・・・。
「ギャンの価値ある28のルール」を理解する事は、もちろん!!!
必ず「あなた」のトレードに光が差し込むでしょう。
勉強熱心な方は、是非!最後までお付き合い下さい!
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FX「ギャン理論」とは?

ギャン理論とは、『ウィリアム・ディルバート・ギャン氏』がトレーディングに成功したルール・考え方を晩年になって体系化したものです。
今回の記事は、ギャン理論の『運用ルール』=『ギャンの価値ある28のルール』について詳しく解説していきます。
ギャンの価値ある28のルール
- 資金の1/10以上損失が出るような賭け方はしない
- 毎回、損切り(ストップロス)設定せよ
- 過剰な売買を避け、資金分配を心がける
- トレーリングすることで利幅を増やす
- トレンドの方向に逆らわない
- 迷ったらトレードしない
- 揉み合いの相場は見送り、アクティブなマーケットのみ取引する
- 1銘柄に全振りせず、複数の銘柄でリスク分散する
- 指値注文はせず、成行のみで取引する
- 根拠なく手仕舞いをしない
- トレードで儲けた資金は、別にして管理する
- スキャルピングはしない
- ナンピンはしない
- 焦らず、耐えること
- 小さな利益&大きな損失にならないようにする
- 損切り(ストップロス)設定をして、これをキャンセルしてはいけない
- 頻繁に売買しすぎないようにする
- ショート(空売り)も有効に使いこなす
- 値頃感で取引しないように心がける
- ピラミッティングも有効に駆使する
- トレンドが明確な時だけピラミッディングする
- ヘッジの両建てはすべきでない
- 根拠なくポジションを決済しない
- 儲けたあとは、取引量を減らすようにする
- 相場の天井・そこを推測しないようにする
- 他人の意見に左右されず、自分で相場を研究すべき
- 損失が出た後は取引量を減らせ
- 間違ったエントリー&決済をしないようにする
以上が『ギャンの価値ある28のルール』です。
一つ、一つ詳しく解説していきます。
➀資金の1/10以上損失が出るような賭け方はしない
同様の発言は、書籍「マーケットの魔術師」でも数多くの投資家達が口酸っぱく指摘する点です。
書籍「マーケットの魔術師」について、詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい!
相場を勝ち抜く上で一番大事なことは「リスクコントロール」であり、大きく勝てると良いですが、「負けないトレード」生き残こる事ことの方が重要です。
投資の世界では、まず生き残る事が非常に重要です。以下の記事にも纏めておりますので、興味がある方は、どうぞ!
➁毎回、損切り(ストップロス)設定せよ
リスク管理の方法として重要なのは、損失を限定する為に「ストップロス(逆指値)」注文を出す事です。
ストップロスを設定しなければ、必ず資産を溶かす事に繋がってしまいます。
損切りについて、詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい!
➂過剰な売買を避け、資金分配を心がける
下手な売買を繰り返すと、「ポジポジ病」を患ってしまいます。
この「ポジポジ病」は、「なんとなく上」だとか、「なんとなく暇だからポジション持ってみた」のように初心者トレーダーが過剰な売買をしてしまいます。
結果、手数料の分だけが確実に減っていきますし、無駄なトレードは、必ず悲惨な結果を招きます。
④トレーリングすることで利幅を増やす
利益が乗っている状態だとどうしても早く利益確定したくなってしまうものです。
実は、膨らむ含み益に耐え続けるのは簡単なことではありません。
だからこそ、トレーリングストップをおき、相場の状況次第で自動的に利益確定ができる仕組みを導入しておくのです。
トレーリングストップとは!?
価格変動に応じてロスカットラインを変更していく手法です。
「トレール」とは、英語で「追跡する」という意味があり、価格変動に合わせてロスカットラインが相場の動きを追跡していることを表しています。
例えば、価格が上昇すれば、それに合わせてロスカットラインを引き上げ、逆に価格が下落すればロスカットラインを引き下げていきます。
また、トレーリングストップはFX、株式投資など取引する商品に関わらず、同じ方法で使えるため、投資をする方は知っておくと大変便利な注文方法です。
⑤トレンドの方向に逆らわない
ギャンは逆張りよりも順張りの「トレンドフォロー」を推奨しています。
その上で、チャートが明確なトレンドを示していない場合は、売買をしてはならないとも述べています。
トレンドについて、もっと知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい!
⑥迷ったらトレードしない
投資を始めると、「ポジポジ病」という言葉があるように、いついかなる時でもどちらか一方に賭けなければならないと思ってしまいがちです。
これは大きな間違いです。
「休むも相場」という格言があるように、投資には「上がるか・下がるか・それともトレードしない」という3つの選択肢があることを決して忘れてはなりません。
ほとんどの投資家はバッターボックスに立って、良い玉が来るのを待ちきれずに悪球に手を出して失敗してしまう。投資で成功するには、良い球が来るまでひたすら待てばよいのだ。そして自分にとっての絶好球が来た時だけバットを振れば良い。
ウォーレン・バフェット
⑦揉み合いの相場は見送り、アクティブなマーケットのみ取引する
相場には、「上昇」「下落」「もみ合い」の3つの相場局面があります。
もみ合い相場は、「今後、相場がどのように動くかわからない、判断が難しい局面」です。こんなときは手を出さないのが最も選択肢なのです。
⑧1銘柄に全振りせず、複数の銘柄でリスク分散する
リスク分散のために複数の銘柄に投資をすることも重要です。
⑨指値注文はせず、成行のみで取引する
多くの投資家は、「この価格で買いたい、売りたい」を実現する「指値注文」を行います。しかし、皆がそう思っているので、買えるとは限りません。
また、例えば、下がってきた相場に対する買いの指し値注文より、上昇しているのを確認してから買いの成り行き注文をした方が、基本的に優位性があるからです。
⑩根拠なく手仕舞いをしない
ギャンルールの4.に相当する内容です。
含み益が膨らんでくると、それを失ってしまう怖さから、なんとなく利益確定をしてしまいがちです。利確をする際も一定のルールに則って行動に移すべきです。
利確のルールについて、記事にしております。↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
⑪トレードで儲けた資金は、別にして管理する
儲けたお金は再投資するという考え方もありますが、ギャンは儲けたお金は余剰資金として別口座に分けることを推奨します。
私も同意で、メンタルの安定にも繋がります。
⑫スキャルピングはしない
スキャルピングは有効な投資手法の一つだと思いますが、ギャンのようなトレンドフォローを狙う投資家にとってはやるべきではないということなのでしょう。
特に、揉み合い相場ではスキャルピングが有効ですが、ギャンは揉み合い相場は見送るべきだと言っています。
⑬ナンピンはしない
ナンピンは一発逆転の可能性もありますが、「退場」の確率を高めます。
トレンドに逆らう売買はしない。これが非常に大事です。
⑭焦らず、耐えること
投資には「我慢」が必要です。
我慢できず手仕舞いしたり、また待ちきれずにポジション・メークをしてはいけません。待つことも大切なことだと認識しましょう。
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⑮小さな利益&大きな損失にならないようにする
損大利小はコツコツドカンを引き起こす原因にもなります。
早く利益確定をしたい気持ちはわかりますが、損大利小にならないように注意しましょう。
⑯損切り(ストップロス)設定をして、これをキャンセルしてはいけない
ルール2でストップロスの重要性について書いていましたが、ここでもう一度同じ内容が出ています。それでが重要という事です!!!
これは 彼の有名な『デイトレード』という書籍でも繰り返しの述べられています。
⑰頻繁に売買しすぎないようにする
ルール3のおさらいです。
無理な売買はせず、ここぞという時を待つ事が重要という事です。
待つことができない人を「間抜け」と言います。
⑱ショート(空売り)も有効に使いこなす
ギャンの推奨しているトレンドフォロー手法は、株価上昇の局面では買いで参戦し、揉み合い相場では様子見を徹底します。
では、株価下落時はどうすべきかということですが、決して逆張りでトレンドに逆らうリバウンド取りをするのではなく、空売りを活用することで下げのトレンドに乗る方が有効だということです。
⑲値頃感で取引しないように心がける
株価が少し下がったからと言って、安いと思って買ったりナンピンするべきではないということでしょう。
もしかすると、その小さな下げが大きな下落トレンドへの入り口かもしれません。そうなられば相場の世界から『退場』する事になります!!!
⑳ピラミッティングも有効に駆使する
ピラミッティングとは、いわゆる買い増し(増し玉)のことです。
最初から10の資産を入れるのではなく、まずは5だけを入れて打診買い、そして株価が上がれば3を買って増し玉、さらに上がれば2を追加して10にするといった具合。
買い増しのポイントとしては、一時的に株価が下がる「押し目買い」などがありますが、ギャン理論で推奨されているのはあくまでも上昇のタイミングです。
「◯◯円まで下がったら買う」ではなく「◯◯円まで上がったら買う」と考えるのが、ギャンの手法です。
㉑トレンドが明確な時だけピラミッディングする
ピラミッティング(買い増し)は、ナンピンの逆バージョンです。やればやるほど、平均購入単価が高くなっていきます。
つまり、ピラミッティングをすると成功時の利益は倍増しますが、株価が少し下がると途端にすべての含み益がなくなってしまいます。
だからこそ、ピラミッティングは難しくリスクの高い取引なのです。
リスクが高い手法なわけですから、明確なトレンドが出ているときだけ行うようにとギャンは伝えています。
ピラミッティングについて、詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい!!!
㉒ヘッジの両建てはすべきでない
買いポジションと同額の売りポジションを立ててニュートラルな状態にすることを「両建て」といいます。
どちらに動いても損益が発生しないので、本来は意味のないポジションです。
原則的には、両建てするなら損切りを選択すべきです。
㉓根拠なくポジションを決済しない
ルール10のおさらいです。
売買に関しては確固たる理由のもとに、自分の確立した明確なルールに従うことが大事です。
㉔儲けたあとは、取引量を減らすようにする
普段負けているのになぜか儲かった。運良く大きく儲けることができた。
こうした時は、調子に乗らず取引量を減らすことが大切です。
㉕相場の天井・そこを推測しないようにする
相場の天井・底は多くの投資家が予想しようとします。
そして多くの場合、底だと思ったら底なし沼、天井だと思ったら青天井ということが起こります。
しかし、プロ投資家ほどそれがいかに難しく不可能に近いことかを知っています。
プロの投資家に共通することは、自分の天井・底の予測をあてにせず、常にその場の状況に応じて的確な判断をしていることです。
㉖他人の意見に左右されず、自分で相場を研究すべき
いつの時代も、株式市場ではごくわずかの投資家が勝ち続け、その裏で多くの投資家が退場に追い込まれています。
もし自分が「ごくわずかの投資家」の側になりたいと思うのであれば、投資手法は人の真似をするのではなく自分自身のオリジナルを身につけることが大切です。
㉗損失が出た後は取引量を減らせ
人間は、損をしてしまうとつい取り返したくなる「サンクコスト効果」に陥りがちです。
損失を出して大切な資産を失ってしまうと、それを取り戻すためにさらにリスクの高い取引に手を出したり、さらに倍の資金を突っ込んだりします。
結局、そうした冷静さを欠いた取引はさらなる損失を呼び寄せるだけです。
うまくいかないときこそ、取引量を減らすことが大事です。
㉘間違ったエントリー&決済をしないようにする
間違たエントリー、間違ったエグジットはするなということです。当たり前のことですが、それをするためには、自分の取引ルールが確固としていることが大事です。これはなかなか難しいルールだとわかるでしょう。
FX「ギャン理論」のまとめ

ギャン理論の運用ルール「ギャンの価値ある28のルール」についてご紹介しました。
ウィリアム・ギャンは商品先物相場でトレードをしていたため、「価値ある28のルール」はそのままFXや他の投資に当てはめられないところもあります。
そのため、このままルールを全て真似るのではなく、ウィリアム・ギャンのように、しっかりと自身のルールを決めてトレードをする事が非常に重要です。
「あなた」の投資生活に少しでも光がさす事ができれば幸いです。ノシ
最後に、この記事が有益だと感じたら、
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