突然ですが
「あなた」は、ADX(DMI)というインジケーターをご存知でしょうか?
マーケットで大きな利益をだすには、大きなトレンドに乗る事が非常に重要です!
ADX(DMI)を知る事によって
この通貨ペアは、トレンドが発生しているのか?
トレンドが発生しているのであれば、強さはどうなのか?
を数値で知る事ができます!
過去紹介した名著『高勝率トレード学のススメ』でも紹介されています。
だからこそ!
- ADX(DMI)をまだ知らない初心者の方!
- 学びを深めたい勉強熱心なトレーダーの方!
に強くおススメしますので!是非是非!最後までお付き合い下さい!
FXチャートで表示!ADXとは?
ADX(DMI)とは、『Average Directional Movement IndeX』の略です。
※DMIは『Directional Movement IndeX』の略で、同じ意味で使われます。
- Average(平均)
- Directional(方向)
- Movement IndeX(移動指数)
日本語で直訳すると『平均方向移動指数』となります。
チャート上でADX(DMI)を表示させると
以下3つの線が表示されます。
- +DI線
- -DI線
- ADX線
詳しく見ていきましょう!
ADX(DMI)で表示される『+DI線』とは?
(プラスまたは上昇方向性指数)は、マーケットにおける上昇トレンドの強さや弱さを表します。すなわち、買い勢力の強さを表しています。
ADX(DMI)で表示される『-DI線』とは?
(マイナスまたは下落する方向性指数)は、マーケットにおける下降トレンドの強さや弱さを表します。すなわち、売り勢力の強さを表しています。
ADX(DMI)で表示される『ADX線』とは?
(平均方向性指数)は、+DIの線と-DIの線の両方で構成されている線です。
上昇・下降トレンドが発生しているのかどうかを表しています。
ADX(DMI)の計算式とは?
計算は、ハッキリ言って複雑です。
個人的には、計算方法を全て覚える必要は無いと思いますが指標の算出根拠を知っておいて損はありません。
以下、指標算出方法を詳しく説明していきます!
※ADXは、DM→TR→DI→DXの順番で、計算されます。
DM(Directional Movement)の計算
まず、DIを算出する為に、DM(Directional Movement)という方向性を算出します。
DMは、前日と当日の変動幅(上昇・下落幅)を比較して方向性を分析します
+DM=当日高値-前日高値
-DM=前日安値-当日安値
ただし、以下の条件でDM値は変わります。
- +DM<0なら+DM=0(当日の高値が前日の高値を上回らない)
- -DM<0なら-DM=0(前日の安値が当日の安値を上回らない)
- +DM>-DMなら-DM=0(当日の-DMが+DMを下回ると-DM=0)
- -DM>+DMなら+DM=0(当日の+DMが-DMを下回ると+DM=0)
TR(True Renge)の計算
続いて、TR(True Range)という1日の最大値動きを算出します。
そして、先ほど算出したDMをTRで割って+DI・-DIを算出します。
TR(True Range)は、以下➂つの中の一番大きのものになります。
- 当日高値と当日安値の差
- 前日終値と当日安値の差
- 当日安値と前日終値の差
DI(Direction Indicator)の計算
これで+DM、-DM、TRを求めたので+DIと-DIを計算することができます。
DI(Direction Indicator)方向性指標は、方向性(DM)を実質変動幅(TR)で割り
算出します。
※14日間設定の場合
- +DI=14日間の+DMの合計÷14日間のTRの合計×100
- -DI=14日間の-DIの合計÷14日間のTRの合計×100
DX(Directional Movement IndeX)の計算
最後に、DX(Directional Movement Index)方向性指数を算出します。
+DIと-DIの差を+DIと-DIの合計で割り数値化したものです。
これはトレンドの強弱を認識するためのものです。
数式にすると以下のようになります。
DX={+DI-(-DI)}÷{+DI+(-DI)}
DXの14日間移動平均を計算したものがADXとなります。
ADX(DMI)の期間(パラメーター)設定について
ADX(DMI)は、チャート上で表示する際
何も設定しない場合は、通常『14日間』で設定されています。
※これは、ADXを考案した『ウエルズ・ワイルダー・ジュニア』が14日間で設定していたからと言われています。
初心者の方は、期間設定で悩まれると思いますが、正直時間の無駄です。
まずは、デフォルトの設定「14」で設定して、自分の中で不都合や検証したい場合は変更すれば良いですが、それ以外は、通常設定で問題ありません!!!
ADX(DMI)の使い方・手法とは?
ADXの使い方は、チャートでトレンドライン、移動平均線などでトレンドの方向を見極めます。
そして、ADXでトレンドの強さを測ります。
トレンドの強さの基準は、「30」が基準になります。
※25以上がトレンドと捉える方もいますが、ここでは『30』とします。
「30」を上回れば、トレンドが強い事を表し、「20」を下回れば、トレンド弱い事を表します。

環境認識を行い、どちらの方向か見極めた上で
ADXが『30』以上でトレンドが発生している事を確かめ
エントリーする事で大きなトレンドに乗る事も可能になってきます。
ADX(DMI)のまとめ
今回は、ADX(DMI)について纏めました。
個人的に、大きな利益を出すきっかけは、大きな時間足で、大きなトレンドを見極め、長い時間ポジションを持つ事で初めて掴みました。
大きなトレンドを捉えるきっかけとして、ADX(DMI)をエントリールールに取り入れるのも個人的には『あり』だと思っています。
ただ、FXや株式、仮想通貨、いかなるトレードにおいて
必ず価格がこうなるというのは存在しません。
私自身もそうでしたが
ご自身のトレードの『後押し』程度に考え、用いる事をおすすめします!
「あなた」の投資生活に少しでも光がさす事ができれば幸いです。ノシ
最後に、この記事が有益だと感じたら、
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